キレのいいビ

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キレのいいビ

あのホップの苦み、あのスッキリした爽快感に勝るものはない。
軽妙なJazz やエリック・サティの曲に耳を傾けながらのビールは、
何ものにも替え難い貴重なひとときの気がする。

ビールの歴史を遡れば、
メソポタミア時代まで遡(さかのぼ)ってしまうようだ。
ハンムラビ法典で知られる古代バビロニアの
シュメール文明の遺跡から発掘された粘土板にも、
「ワイン」や「ビール」を指す言葉が出てくる。
実際、庶民はビールを呑み、高級階層はワインを呑んでいた。

古代バビロニアは、酒とは切り離せない深い関係にあった。
かの法典には、
酒の量をごまかしたら死刑になるという物騒な法律もあったという。

さすがに、酒とは深いつながりのある古代バビロニア時代、
酒の女神として崇められていたのは、
「シドゥーリ(Siduri)」。

この名を冠したカリフォルニア・ワインがある。
庶民的な価格帯なれど、
馥郁とした香りが高く、この味わいの虜(とりこ)になった人は数知れずという
すぐれワイナリー。

今宵、Jazz Live を聴きながら、”シドゥーリ ピノ・ノワール”を傾ける。
はるか古代バビロニアの時代に思いを馳せ、
ワイナリーのある「カリフォルニアの青い空」も思い浮かべつつ、
恵みの一雫を頂戴する。
グイッと一杯引っ掛けただけで、
たちまち、この紅い「女神」の虜になってしまった。



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